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観葉植物のあるインテリア

家で過ごす時間が長くなると空気がどんよりしてくるような気がしませんか?そんなお部屋には観葉植物を飾るだけで、雰囲気を明るく爽やかな空間にしてくれます。
観葉植物のあるインテリアの始め方や選び方などをまとめていますので、観葉植物のあるお部屋作りの参考にしてみてください。

インテリアおしゃれにする観葉植物の飾り方

観葉植物は小さいものから大きいもの、垂れ下がるものなどいろんな種類があります。飾り方も植物の種類によってさまざまです。
おしゃれな飾り方といえば、ハンギングを使って上から吊るす方法があります。上から垂らすように飾る場合は、ツタの伸びる植物を選ぶことがポイント。吊るしてカワイイ植物は、ポトスやグリーンネックレスです。
ポトスは耐陰性があり育てやすいので、家の中で日が当たりにくくても丈夫に育ってくれます。グリーンネックレスは名前の通り、丸いコロコロとした多肉がかわいらしいので、吊るしたときに葉物植物と高低差を付けて飾ると個性的なインテリアになるのでおすすめです。
壁や天井に穴を開けて吊るすのが難しい部屋でも、カーテンレールに引っかけられるタイプもあります。部屋全体のインテリアと調和した飾り方を探してみましょう。

また、大きな観葉植物を飾って部屋の印象をガラッと替えてみるのもおすすめです。大きく育った木のほうが枯れにくいので、観葉植物初心者には入りやすいかもしれません。
インテリアをこれから集めるという方は、大きな植木を設置したあとに観葉植物に合わせた家具を揃えていくとバランスが良くなりますよ。

設置をする際に、スツールやポットスタンドを使うのもおすすめ。部屋の角にそのまま置くのではなく、少し高めのスツールに飾ると、小さな観葉植物も存在感がでておしゃれです。スツールと植物とのバランスがキレイにハマると一つの作品のようになってインテリアとして楽しめます。カーテン横に2~3つの植物を段違いのスツールにのせて、光の当たり加減を調整すると部屋の中も普段とは少し変わった雰囲気に。植物をお部屋のテーマに合わせてインテリアの一部にしてみましょう。

観葉植物を飾るときのポイント

飾る前に全体のテイストや雰囲気を決めておくことがポイント。入れ物を選ぶだけでも、イメージに合わせて鉢やカップ、缶詰の空き缶、ブリキ風のジョウロ、コーヒー樽などをいろんな見せ方ができます。和風なお部屋には、丸みのある鉢や木製の鉢カバーがおすすめ。アメリカンな雰囲気な部屋には、スパムの空き缶や、コーラの缶を鉢カバーに細工するのも雰囲気があっていておしゃれ感がまします。1点だけを飾るのもいいですが、小さめのポットで数点組み合わせて並べるのも緑が増えて華やかに見えますよ。

設置場所に合わせたサイズや選び方

場所とサイズを間違わなければインテリアになじんでくれる観葉植物。気を付けたいポイントは日常の生活の邪魔にならないように配置することです。
テレビの前に大きな鉢を置いてしまってはテレビが見られないですし、テーブルの上にたくさん並べてしまったら食事のときに邪魔になります。当たり前ですがやり過ぎてしまうところを日常生活に支障が出ない程度に抑えることだけ覚えておけば、おしゃれなインテリアとして成立します。

ソファーやテレビの横には高さ1mほどの木を置くとしっくりきます。大きめで葉が強いタイプの植物を選ぶのがおすすめです。植物は電波の影響を受けやすいので、葉が強い植物を選ぶといいでしょう。
テーブルの上には小ぶりで、上に向かって育つ種類を選びましょう。ツタ系の植物もかわいいのですが、食卓の衛生面を考えるとメンテナンスや掃除が大変です。テーブルヤシの小ぶりなサイズを選ぶと、食卓が華やかになって掃除も簡単にできます。
キッチン周りには、エコプラントを複数置いて、空気清浄も兼ねたインテリアにするのがおすすめです。ツタ系の植物をハンギングで垂らしたり、小さな植物を調味料と段違いで並べたりするのもGOOD。調味料などが葉や土にかからないように注意しましょう。

観葉植物の基本的な管理方法

観葉植物を枯らさない方法は、水をあげすぎないこと。水のあげすぎが原因で根が腐ってしまって枯らしてしまうという人が多いのですが、直射日光を受けるわけではないので、たくさんの水は不要です。土を触ってみて乾いてきたら与えるくらいで十分です。2~3日に1度程度で十分に育ちますが、乾燥しがちな環境の場合は土の渇き具合をみて調整してあげてください。
また、植物は耐陰性に強いものもありますが、日光に当たった方が元気に育ちます。家の中でずっと日光にあてられないと、病気になりやすいので注意してあげましょう。1週間に1度は植物のローテーションをしてあげたり、日光浴で合成させてあげたりしましょう。

初心者におすすめ!育てやすい観葉植物

観葉植物を部屋に飾りたいけど上手く育てられるか心配な方はこちらをチェック!初心者でも枯れにくく、育ちやすい観葉植物をピックアップしました。枯らさないためのポイントを抑えておしゃれな観葉植物のあるインテリアを作ってくださいね。

パキラ

初めての観葉植物にはパキラがおすすめ!パキラは日当たりがよく温かい場所を好みます。耐陰性はありますが、できるだけ窓際などの日が差し込む場所へおきましょう。
窓付近に置けない場合でも大丈夫です。数日おきに3~4時間程度の日光浴をさせてあげれば、元気に育ってくれます。ただ、直接日をあて過ぎてしまうとやけどをしてしまうので注意が必要です。直射日光をさけた屋外の日陰を探しておきましょう。

水やりは土が乾いてからたっぷりあげて、通り抜けて出てきた水は捨てておきます。葉には霧吹きで葉水をあげましょう。
肥料は春から夏の間に水はけのいい赤玉7:腐葉土3程度。緩効性化成肥料は鉢のサイズに合わせて入れてあげます。

長期間同じ鉢で育てていると根詰まりを起こしてしまうため、成長期の春から夏ごろに鉢の入れ替えをします。引き抜いたパキラの根っこについた土は優しく落としてあげましょう。虫や古い根など不要な物を取り除きます。古い土は捨てて、新しい土を準備しましょう。根っこが張り巡らされている状態であれば、今の鉢では小さくなっています。鉢をサイズアップして植替えしてあげましょう。

フィカス・ウンベラータ

ゴムの木の一種で、カフェやオフィスなどに飾られていることが多い観葉植物です。1m~1.5mくらいの高い木になり、大きなハート形のような葉っぱが印象的です。
4号サイズであればテーブルや棚の上にも置けますが、育つと8~10号の鉢が必要です。小さな状態だと3,000円程度で購入できますが、大きく育った状態だと1~2万円ほどすることも。1年で20cmほど成長することもあるので、鉢の入れ替えは状況をみながらしてあげましょう。
高温多湿が好きなウンベラータはこまめに水やりをしてあげましょう。夏場は朝か夕方の温度が低くなったタイミングで水やりをするのがベスト。暑すぎる日中に水を与えると根っこが痛んでしまいますので注意してください。
冬は毎日水やりをせず、土が乾いてからあげるようにしましょう。大きな葉には霧吹きで定期的に葉水をあげます。冬場のウンベラータは水がなくなると葉が下向きになってくるので、水やりのサインを見逃さないようにしましょう。
成長が早いウンベラータには、2か月に1回は緩効性の化学肥料を入れてあげます。液体肥料を与える場合は2週間に1回程度。こまめなケアが必要です。

エバーフレッシュ

熱帯植物のエバーフレッシュは、挨拶してくれる植物で人気の高い観葉植物です。朝の日光が出てくると葉を開き生き生きとしていまが、夜になり暗くなってくると「おやすみなさい」と言っているかのようには葉を閉じていきます。
スタイリッシュなフォルムと、睡眠運動の可愛らしさのあるエバーフレッシュですが、育て方は簡単なので、初心者にも安心して育てられます。
日光の当たる場所で育てたほうが強くなりますが、定期的に日光に当ててあげれば部屋の中でもしっかり育ちます。夏場は毎日しっかり水を与えて、冬場は冬眠するため、土が乾いたら与える程度でOKです。
冬眠に入る前の4〜10月ごろに肥料をあげて鉢うえの入れ替えをしてあげます。肥料は月に1回のペースで与えるのがベストですが、液体肥料でも問題ありません。2週間に1回くらいで与えてあげましょう。
昼間の起きている時間に葉が閉じていたり、葉の表面がカリカリに乾燥し始めていたりしたら水不足です。しっかり水をあげましょう。

オリーブ

シルバーがかった濃い緑色の葉が特徴的なオリーブ。
オリーブは耐陰性が強いため、寒い地域でも元気に育ってくれます。オリーブは花を咲かせたり実を付けたりするため、たくさんの水と日光が必要です。最低でも1日に6時間ほどは日光に当ててあげるか、部屋の中で一番日当たりのいい場所で育ててあげましょう。
水やりは他の植物と同様で土が乾いたらしっかりと与えますが、冬場は土がカリカリになるくらいまで乾燥してから水をたっぷりあげるのがコツです。年に3回にわけて、花が咲く前の2~3月ごろに1回、花が咲き終わる6月ごろに1回、実がしっかり色づいたあとに1回おこないます。緩効性タイプの置肥で、土の上にパラパラと置くだけでOKです。木の根元や株に直接当たらないように注意しましょう。株を増やしたいときは、剪定した枝をそのまま指しておくだけで、根が張っていくので初心者でも簡単に株分けができます。

観葉植物は水はけと日当たり、風通しがいい状態を保ってあげれば病気になったり枯れてしまうことは少ないです。インテリアとして長く付き合っていくためにも、こまめなケアをしてあげておしゃれな部屋にしていきましょう。